万代ランともう一方の洋ラン、種類と形のちがい

大きく開いた唇弁が目立つ洋ランの一輪

はじめに

洋ランという言葉には聞き覚えがある方も多いでしょう。ただ一口に洋ランといっても種類が多く、名前まで覚えている人は少ないものです。そこで今回は、洋ランの中から万代ランと、もう一方の小さな洋ランを取り上げて比べます。

熱帯ランとも呼ばれる洋ランには、コチョウラン、セッコク、オンシジウム、万代ランなどたくさんのタイプがあります。花はとても大きく形もめずらしく、開花期は約三か月。樹皮や水ゴケなどの材料で育てるのを得意とし、病害虫もめったに出ないので、花芽を良く付けます。

樹皮や水ゴケを詰めた鉢で育てる万代ランの株

種類と分布の広さ

万代ランは万代ラン属植物の総称で、この仲間には約60種から80種があり、分布域も広くなっています。中国、インド、マレーシア、フィリピン、ハワイ、ニューギニア、オーストラリアなどの地域に自生します。背が高くがっしり育つのが仲間に共通した姿で、比べる相手はここから大きく違います。

大きく開いた唇弁が目立つ洋ランの一輪

形と咲き方のちがい

万代ランは典型の着生ランで、唇弁が発達して左右の両側が大きく開き、花全体で一番目立つ部分になっています。花弁そのものは小さめで、丸くて平らな形になるものもあります。楽しめる期間が長く、一つの花が数週間もつこともあります。

対するもう一方の洋ランは株が比較的低く、大きさで万代ランの半分ほど。花色はカラフルで、一年のうちいろいろな時期に咲きますが、集中するのは春か、夏から秋です。花は大変豊かで、形にも幅があります。

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