プロテアを増やす手順と、気をつけたいポイント

水はけのよい砂質の土に挿したプロテアの挿し穂

プロテアを増やすには

プロテアを増やす道は、大きく分けて二つ。タネから育てる方法と、枝を切って挿す方法です。どちらも土づくりが勝負になるので、そこだけ押さえておけば成功率はぐっと上がります。

水はけのよい砂質の土に挿したプロテアの挿し穂

土

用土は水はけ第一、とくに苗のうちはそこに注意します。根づめすると苗はうまく動きません。砂質の土がプロテアにはいちばん合っていて、家で増やすときは、ひとまわり大きくて風通しのよい素焼き鉢を選ぶと安心です。

温度と光

温度は基本的に7℃以上を保ちたいところ。夏の高温期は27℃あたりをめどに、風を通しておきます。なかには耐寒性のある品種もあって、0℃くらいまでなら凍らずに持ちこたえます。

日当たりは好きなほうで、基本的にはよく日に当てて育てられます。ただ真夏だけは別。涼しくて乾いた環境を好みますから、ギラギラした日差しは少し遮ってやったほうが株が持ちます。

水やりと肥料

水やりは乾き気味に。土をいつもしっとり濡らしておく必要はありません。表面が乾いたらやる程度で、代わりに周囲に霧を吹いて、空気の湿度だけ整えてやるのがコツです。

肥料もさほど多くは要りません。春と秋に一回ずつやれば、生育にはじゅうぶん足りてくれます。

ふたつの増やし方

タネまきは秋にすることが多いです。芽が出た双葉のうちは加湿しすぎず、かといって乾かしすぎない。このさじ加減が苗の生死を分けました。

挿し木は母本の木質化しかけた枝の先端より上を使い、葉は4〜6枚残します。用土はピートとパーライトを体積比で4対6に混ぜ、pHは5.5〜6.5、ECは0.5未満に調整。切り口の下をIBA(インドール酪酸)1000ppm溶液に15分ほどつけてから、乾かないうちに挿します。深さは挿し穂の長さの1/3〜1/4ほど。あとは通常の管理で、根が回ってきたら外へ定植していきます。

風通しのいい素焼き鉢に植えたプロテアの苗

趣味で育てるうえでの心得

家で楽しむ分には、実はここまでの条件を揃えるだけでかなり育ちます。強いて気をつけるなら水はけと風通し。根腐れと蒸れが失敗の元なので、土と鉢の選び方だけは雑にしないこと。これが一番の近道です。

花芽を上手につくる

生育期に勢いよく伸びすぎた枝は、放っておくと葉ばかりの株になります。先端の伸びを抑えてやると、株が栄養を咲かせるほうへ切り替えて、花芽の分化がすすみ、花も実もつきやすくなります。若い実が動き出す時期に養分を十分まわしてやると、形よく仕上がります。ここをさぼると、いびつなものが出やすいですよ。

気をつけたい病害虫

病気では、葉に出る斑点病に日頃から目を配っておきます。

虫の側では、茎や葉に付くカイガラムシの発生に注意が必要です。見つけたら早めにこそぎ取っておくと広がりにくくなります。

コメントを残す