月季と玫瑰と薔薇、三つのバラ類のちがい方

枝先に房になって咲く薔薇の花

枝とトゲ

日本で一般にバラと呼ぶ四季咲きの園芸種の原型が、中国でいう月季です。月季は枝が直立でやや開き加減、曲がったトゲは少なめです。

玫瑰も枝は直立で、トゲと硬い毛が密に出ます。

薔薇は茎が細く、枝は地面を這うか、ほかの植物につたって登ります。

真っすぐ伸びた月季の枝

葉

小葉の数が少ないのが月季で、ふつう3〜5枚。葉面は平たく、凹みも深い溝もなく、しわもありません。

玫瑰の小葉は5〜9枚。厚手で、表面に深いたたきじわ、裏には白い霜のような細かい毛の層がのります。

薔薇は葉が多く、ふつう7〜9枚。葉縁にギザギザの鋸歯があり、表裏に毛がのります。

葉のしわが目立つ玫瑰の茂り

花

月季は1本の枝に1花が基本で、数花が房になることもありますが、花は大きく、直径は6センチを超えるのが普通です。

玫瑰は1花か数花の房で、5月から8月に年に一度だけ咲きます。香りは月季より強く、花期は短め。花の直径は3センチほどで、色は紫がかった赤が中心、一重と半重があります。

薔薇は枝先に6〜7花が円すい状に密集してつきます。花の大きさは玫瑰と同じくらいで、年に一度の開花です。

枝先に房になって咲く薔薇の花

コメントを残す