スイレンの増やし方と鉢仕立て

水面に葉を広げるスイレンの鉢植え

種でのふやし方

種は水を入れた容器に移し、25〜30度の温水で発芽させ、毎日水を替えます。たいてい2週間ほどで芽が出ます。若い根が伸びたら小さな鉢へ移して植えつけ、植えたら鉢を水槽へ沈めます。4月に気温が17度まで上がれば戸外へ出して鍛え、新しい葉が2〜3回出そろったら、底部の直径が35センチ以下の筒や鉢に仕立てます。

温水につけて発芽させるスイレンの種

鉢へ植える手順

鉢は内径40センチ、深さ約60センチの筒や鉢を選びます。植えつけは3月末から4月上旬が適期です。

植えるとき、川から取った泥を3〜4センチほど鉢へ入れ、土は詰め込みすぎません。上部には水をためる空間を20〜25センチ残し、切った地下茎は土面のすぐ下に芽を上向きに置いて埋めます。かぶせる土を少し増やして新芽の先と土面を平らに揃え、1鉢あたり5〜7節ほどが目安です。

植え立てのうちは水をやりすぎず、水位を2〜3センチ上げて水温を確保します。そのあとは風通しを良くして、日の光は十分にあてます。株が育つにしたがい、水位は少しずつ深くしていきましょう。

夏の給水は水深を25〜35センチほど保つのが手ごろです。咲いたあとは株を疲れさせず美しく保つため、枯れた葉や役目を終えた花は早めに除きます。育つ季節には肥料をようきに合わせ2〜3回たします。

冷露の節気より前に鉢へ水を満たし、約3度の冷室で越冬させれば鉢土が凍りにくく安全です。春分を前後に鉢と土を仕上げ直し、豆腐粕を発酵させた液肥を適量まきます。

川泥を敷いた鉢に仕立てる地下茎

日々の管理と手当て

スイレンは昼足の長い時期に育つ水上の植物で、段階によって水位の要求が変わります。

はじめのうちは鉢の縁を水が越えない程度に浅くし、葉が増えてくるにしたがい水位を徐々に上げます。育ち初めは元肥を十分に与え、追肥を急がないのがコツです。

水面に葉を広げるスイレンの鉢植え

藻や水草への対策

育つ季節を通じて、水草や落ち葉、水面の藻はこまめに取り除きます。藻が増えすぎたときは、0.3〜0.5パーセントに薄めた液を半月に1回ほど散布します。数回くりかえせばよく効きます。

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