繁殖方法
春羽をふやすときには、温かく湿度の高い環境を用意することが何より大切です。まず温度と湿りの目安を押さえましょう。

土
肥沃で水はけのよい、弱い酸性の土を好みますが、土壌への要求はそれほど厳しくありません。家庭で育てる場合は、腐葉土・泥炭・庭土に川砂を少し混ぜるだけで根の張りもよくなります。
水
湿った環境を好むものの水の要求は厳しくなく、普段は米のとぎ汁だけで十分です。成長期は鉢土が乾き切らないよう湿った状態に保ちますが、与える量は季節ごとに変えます。夏は葉やその周囲にも霧を吹いて湿りを保ち、冬は散水の回数を減らします。

肥料
順応性が高く、湿った環境にも乾き気味の環境にもすばやく慣れるので、肥料の多くは要りません。植えつけるとき鉢の底に骨粉や蹄片を刻んだ遅効性の有機肥を元肥として入れ、あとは月に1回、薄い餅肥の水を液肥としてやれば足ります。冬は施肥を少なくするか、止めるのが基本です。
光と温度
半陰から陰の場所で育ち、強い日光は嫌います。適温は18〜25度です。夏は直射を避けて涼しい所へ移し、冬は光のよく当たる所へ移します。越冬の温度は8度を超えておくと安心です。
繁殖のための注意
ふやしの成否は温度と湿度の管理にかかります。苗の時期には霧を多めに打ち、鉢土が乾き切らないよう湿りを保ちましょう。

病害虫
よく出る病気は葉斑病と炭疽病です。出てしまったときは50パーセントの殺菌剤水和剤を1000倍液に薄めて防除にあたり、葉の黄色や枯れが見えたら剪定で切り取ります。害虫はハダニとカイガラムシが多く、専用の薬剤で抑えます。日ごろからこまめに換気することが虫の防除にもつながります。
再現します
ふやして根を出させる環境は20度前後が目安で、暑すぎても寒すぎてもよくありません。湿度を高めに保ち、霧をこまめに吹いて周囲の湿りを増やします。肥えは窒素肥を主体に、散水は回数を多めにして、夏は鉢土をいつも湿った状態に保ちます。
