増やし方、まずここから
ヒャクニチソウはタネから育てるのが基本です。発芽もそのあとの伸びもよく、初めての人でも扱いやすい花。ここから、水と肥料、日当たり、そして株を丸く仕立てるコツまで順に追っていきます。

水やりと肥料
日光をたくさん欲しがる花なので、水は思ったより早く蒸発します。鉢の表面が乾いたら与えるを基本に、夏は毎日欠かさずやってもいいくらいです。
肥料は植えつけ時に、鉢底へ複合肥料を2〜3グラム。その後の1週間は土を湿らせておき、地表側の根を伸ばします。根が鉢底に届いたら追肥へ。晴れた日は濃度を0.02パーセントほどに薄め、粒状の肥料は雨の日に1鉢2〜3グラムを目安に。カルシウムが足りなければ石灰質の肥料も少し足します。
温度と日光
ヒャクニチソウは暖かく陽の当たる環境を好み、酷暑と寒さのどちらも苦手です。昼は18〜20度、夜は15〜16度くらいでよく育ち、夏はぐんぐん伸びます。
直射日光を堂々と当ててかまいません。光が足りないと徒長して体力を落とし、花もつきにくくなります。
毎日の世話で気をつけること
ここからは、育てている最中に手をかけたい部分。摘心と花がら処理、そして病気の予防です。

摘心して花数を増やす
摘心をしないと、脇枝が少なくなり花もまばらに。株を丸く仕立てて花を増やすなら、苗木が4対の葉になったら先端を摘み、下のほうの枝を伸ばします。こうして形を整えると、株元からよく枝が出てふっくらします。
植えつけから1週間ほどで追肥をはじめ、本葉を4対残してまた摘み、あとは枝の伸びを見て摘むか決めます。咲くころはリン酸とカリ中心に、第一リン酸カリウムのような肥料を巡らせて花首を太らせます。咲き終わったら花首を切り落として、株の体力を無駄に奪わせません。
病気を防ぐ
気をつかうのは、ウドンコ病、黒斑病、葉斑病。とくに風通しが悪いと出やすいです。
ヒャクニチソウの苗は、水と肥料ばかり与えるとすぐに徒長します。水を控え、摘心して、光をしっかり当てる。この三つが、がっしり育てる近道です。