どうして香るの
この植物が香るしくみは、思っているよりずっと単純です。葉に触れると刺激を受けて、表面の小さな腺から揮発性の香り成分が空気中に広がります。危ない目に合ったときの防御反応みたいなものですね。
日頃からほんのり香りは出していて、ふつうは軽くて気づかない程度。ところが触れるという刺激で防御反応が働くと、一気に強い香りに変わります。植物の本能に近い動作です。

どんなふうに使う
ここからは観賞から料理、薬効、空気清浄まで、碰碰香を使いこなす場面をいくつか挙げてみます。
1. 観賞
鉢植えで眺めるのにぴったりで、香りはさわやか、人が好まれやすい。背の高い棚の上や吊るした窓辺に置くのもいいし、デスクに数鉢並べても存在感があります。
2. 食用
葉は食べられます。炒め物、スープ、和え物、冷たいサラダあえなど、香りをアクセントに少量加える使い方が向いています。
3. 薬用
汁を少し取ってハチミツと混ぜると、喉の不快感を和らげてくれます。熱いドリンクにしてお腹の張りや風のときのつらさを軽くする助けにも。葉を砕いて患部に当てれば、外傷の炎症や腫れをしずめると言われます。
4. 空気を清める
昼は光合成が盛んで、空気がこもりにくく、ほのかな香りとともにすがすがしさが保たれます。
頭をすっきり醒ます働きも言われます。熱を帯びた空気を切り、こもった気分を晴らし、蚊よけにもなる、と重宝されています。