カラー(馬蹄蓮)の増やし方と冬越し・水やりの注意点

直径30〜40cmの陶器鉢と排水石

環境の要件

カラーは水と光、温度さえ合われば、室内の鉢でも毎年ちゃんと花を上げてくれます。環境づくりの基本から整理しましょう。

直径30〜40cmの陶器鉢と排水石

鉢と土の選び方

植え付けには直径30〜40cmの素焼き鉢か陶器ポットを使います。土は深く、肥沃で、水はけのよい弱酸性の砂質壤土が望ましく、腐葉土と川砂を混ぜて配合すると調整がうまくいきます。

肥料のやり方

カラーは生長が盛んなあいだ、たくさんの養分を消費します。蕾が上がる前は薄めの肥料を基本に、10日ごとほどに窒素・リン・カリウムのバランス型化成肥料を控えめに与えてください。

水やり

水を大変好む植物です。鉢土は湿った状態を保ちますが、水の溜めすぎは禁物。やるなら葉の付け根に水が溜まらないよう、鉢の縁まわりに注いでください。株元の中心にジャブジャブかけると腐りやすくなります。5月を過ぎると葉が黄色く衰えて休眠の兆し。水の量を落とし、涼しく風通しのよい場所で管理します。休眠入りしてから完全に止めるまでは、少し湿り気を残すぐらいが目安です。

芽出し球茎を株分けする作業

温度

開花を促す適温は15〜25℃です。10℃を下回ると生長が鈍って開花がずれ込み、0℃近くでは枯死の危険も出てきます。冬は室内の安定した温度を確保してください。

日光

太陽光が好きな植物で、開花中はよく日に当てること。特に冬場は光が不足しがちで、日照不足だと開花がどんどん後ろ倒しになります。一番日の当たる窓辺に置いてください。

増やし方

殖やすなら球茎(バルブ)をさばくのが基本です。タイミングは休眠明けか花後が安全です。

株分け

開花後、あるいは休眠期間のあと、丈夫な親株のかたまりを掘り上げます。元の株の大きさを確認しながら2〜3株に分割し、切り口を乾かしてから植え戻せば、その年からまた花が見られます。

3球を芽上向きに植える鉢増し

子球を植えて増やす

休眠期に球茎を掘り、株分けのさいに分かれて出た小さな球を取り分けて植える方法です。ただ、鉢上げしてから花が上がるまでに少なくとも1〜2年かかり、手間もかかるので、急いでいる人にはあまりおすすめしません。長期戦で楽しむ余裕がある向きの方法です。

鉢植えの手順

鉢の底には割り石や素焼きの破片など、粗めの排水層を敷きます。そのうえに、化成肥料を混ぜ込んだ培養土を用意しておきましょう。

芽がしっかり出ている球茎を4〜5球選び、痛み根や傷んだ部分は軽く切り整えます。

1鉢につき3〜5球、芽を上に向けて置き、やや厚めに土をかぶせます。植えつけたら水やりして、まずは半日陰へ。新しい葉が展開してきたら、日なたへ移します。

注意したいこと

カラーは煙を嫌います。冬の室内で注意したいのがキッチンの油煙。近くにおいてやると、葉が衰えて落ちていきます。

矮性種は飾り映えして維持しやすく、管理も楽です。コンパクトにまとめたいなら、夏の植え替え後に細かい土を少量足してかき混ぜ、矮化剤を1鉢に付き10〜15gほど水に溶いて施してください。1週間ほどでぐっと引き締まった草姿になります。

液肥を葉面に浴びせるのはやめましょう。枯れかけた古葉は気づいた時点で速やかに取り除きます。夏に葉がすべて黄色くなる時期がありますが、慌てなくて大丈夫。球茎を掘り上げて乾かし、涼しい場所で保管して、秋にまた植えなおしてください。

コメントを残す