白から紫までの花色
中国では原種に加え、花が密集するタイプ、がくに毛があるタイプ、湖畔にちなむタイプの計四種が知られるとされます。写真は左から順番に並べたものです。
二月蘭でいちばん多いのは紫がかった青い花です。とはいえ生育環境で表情が変わります。青い花の海の中に白やピンクがぽつりと混じることもあれば、濃い青紫や紫がかった赤、赤い花がひそんでいることもあります。
白花の株は咲き始めから終わりまで白のまま。一方、咲いた当初は白く、ゆっくりと青へ変わっていくものもあります。


花びらの形もいろいろ
色だけでなく、咲き変わった株は花びらも変わります。丸くて広い花びらがあれば、細くてほっそりした花びらも。表面が平らな花もあれば、波の形でカーブする花もあります。縁がなめらかな株と、細かいギザギザがずらりと並ぶ株もあります。


葉の斑は受け継がれにくい
花のほかに葉も大きく変化します。株や枝によって、葉に淡い黄色や乳白色の斑点がいくつか出るものがあります。虫食いとも病とも違う、模様のような斑で、見応えがあります。
こうした変わり株が庭に現れたら、ここでひとつ覚えておいてほしいことがあります。二月蘭のこの変化は性質として遺伝しにくく、一度きりのことが多いのです。写真を撮って記録し、その株を大切に育ててみてください。

