スイカズラ
白と黄の二色の花で知られるスイカズラですが、咲き始めから二色そろっているわけではなく、まずは白い花だけが先に開きます。
そこから数日かけて黄色へ変わっていきます。色変わりの進み方はゆるやかで、花のついた枝を見ると、白と黄の二色が同時に目に入るはずです。
色が変わる理由は、ずばり子孫へつなぐための合図です。黄色い花はもう実を結べる段階の古い花。その色でミツバチを引きつけ、よく花粉を運ばせているのです。




帯のように房咲きする低木
帯のように房を連ねて咲く低木も、色変わりの名手です。同じ房の中で咲き進む時期が少しずつずれるので、いつでも色とりどりに見えます。
咲き始めは白い花。やがて徐々に桃紅へ、そして最後は紫紅に変わります。
こうして異なる段階の色が一つの房に集うため、どの枝も帯のように華やかです。




アジサイ
アジサイは緑の蕾から開花まで、色をすべらかに変えていく花です。最終的にどの色で咲く場合も、必ず緑から変わっていきます。大きな花のかたまりが完全に開いて初めて、本当の最終色になります。
青い花にも赤い花にもなるのは、ふくまれる色素と、土中のアルミニウムや酸度の違いがたたっているからです。アルミニウムが溶けて根から取り込まれると青に寄り、届きにくい土では赤に傾きます。だから狙った色に近づける楽しみもあります。



一日に三度変わる低木
咲き始めると、白、桃紅、赤、紫紅と目まぐるしい変化を見せます。この色変わりはふつう一日のうちに終わるほど速く、一日に三度も顔を変えることになります。
最初に開いた花は白。やがて桃紅になり、そのあと赤く色づき、一日の終わりの色は紫紅です。
色とりどりのカメレオンのようで、眺めていてとても面白いです。




二色のジャスミン
二色に咲き分けるこの花木は、ジャスミンの別名でも呼ばれます。鉢仕立ての株をよく見ると、白と紫の二色の花が同時に付いているのがはっきり分かります。
もともとの咲き始めの色はライラック色。それから青白くなり、だんだんと白へ変わります。
この変化には光や温度など多くの要素が関わります。開花当初は色素のせいで紫に見えますが、色素が抜ければ白に戻る。同じ株でも咲き始める時期にずれがあるので、紫と白が同時にそろって咲くのです。



