シュウメイギクの育て方と毒性への注意

鉢植えで育てるシュウメイギクの若株

名前の由来

シュウメイギクは中国で「鉢を割る花」と呼ばれる野生の有毒な草です。細かく砕いて穴に埋めると、ヤゴや蚊の幼虫を駆除できるとされてきました。昔の農家では、子供がこの花を摘んで遊ばないよう、「摘んだら鉢を割ってしまう」とこわい名前で戒めたそうです。その名残りで、こんな呼び名が付いたと伝わります。

シュウメイギクの可憐な白い花

草姿と花の特徴

草丈は20〜80センチ。茎にはまばらに短い毛が生えます。花序は散形のような形で、単純なものも2〜3回に分岐するものもあります。総苞片は2〜3枚つき、茎の葉に似た形をしています。

花びらに見える萼片は5〜6枚で、白またはピンク。形は卵がかった楕円で、外側は密に毛が立ちます。雄しべと、めしべにあたる心皮も多数つきます。

半日陰の庭に植えたシュウメイギク

植えつけと管理

シュウメイギクはキンポウゲ科の有毒な草花です。ある宮廷ドラマでは桃の花の粉が毒として登場し話題になりましたが、同じ科のこの仲間にも毒性があります。

ですから、増やすときも管理するときも、まず誤って口に入れないことに気をつけます。油断すると救急沙汰になりかねません。

丈夫で育てやすいこの花を、庭に迎えたいと考える方も少なくありません。では、どのようにすればうまく育つのでしょうか。

まず、用土の選び方です。鉢土は水はけと通気性のよい、ふかふかの土にします。肥沃かどうかは、あまり問いません。

次に、日当たりです。半日陰の環境が手頃で、一日中ギラギラ当たる場所ではかえって株の育ちがよくなりません。

水やりは一定のリズムを守り、鉢土を湿らせすぎず乾かしすぎず保ちます。水切れは開花を妨げます。花期は6〜8月です。

鉢植えで育てるシュウメイギクの若株

ご家庭で気をつけること

シュウメイギクは有毒です。絶対に誤って口に入れないでください。小さなお子さんのいるご家庭では、庭に植えるか鉢で育てるかよく考えて決めます。

薬草として使われることもありますが、誰にでも合うわけではありません。口に含むような使い方は、必ず医師の指導のもとに行ってください。

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