長寿花(カランコエの仲間)の育て方

摘心されて枝分かれのよい長寿花の苗

用土の配合

鉢植えには、肥沃な庭土、腐葉土、川砂を1:2:1の割合で混ぜた用土を用意します。小さな苗が10センチほどに伸びたら、1〜2回摘心してわき芽をうながし、できるだけ早い段階で株の形を整えます。

長寿花の鉢物とよく茂った株姿

日光と置き場所

真夏を除いて日光が必要で、透光は60パーセント程度を保ちます。ほかの季節は通常の光がよく当たる場所で育てればよいです。光を不足にすると、枝が長くゆるい株に伸びてしまいます。

開花期は鉢をこまめに回して、光が均一に当たるように調整します。そうすると株の調子が整い、四方へバランスよく枝が伸びていきます。

水やり

長寿花はほかの植物とはちがいます。体内の水分が多く、乾燥に強いのです。だから成長期間でも水はやりすぎず、鉢土は乾き気味に保つほうが調子がよくなります。乾いたらしっかり与え、目安は3〜4日に1回ほどです。

過湿で排水の悪い状態が続くと根が腐ります。鉢に水を溜めないことが何より大切です。

肥料

施肥は春と秋の成長旺盛期と、開花前後に行います。15〜20日に1回うすい液肥をやるか、鉢土の表面に長く効く緩効性肥料を置く方法でもよいです。どちらでも株がしまり、花がよく上がって花色も明るく、開花期間も長くなります。花芽が形成されたあとは、リン酸二カリウムを0.2パーセントに薄めた液肥を1〜2回追肥として施すと、カリウム元素が増えて咲きかたがよくなります。冬は施肥を止めてください。

摘心されて枝分かれのよい長寿花の苗

剪定

長く咲き続く株にしたいなら、剪定は欠かせません。成長が旺盛な時期に摘心して枝の伸びをうながせば、鉢の内側まで充実した株にまとまります。花のあとは、養分を取りすぎないよう、花がらを早めに切り取ってください。放置すると次の開花の質が落ちてしまいます。

気つけたいこと

もともと多肉質で水を好まない花です。水やりは正午までにすませ、暗くなる前に葉の水気が乾いていれば安心です。水質はやや酸性に保ち、塩分の濃すぎる水は避けましょう。

半日陰か、光を60〜70パーセントまで抑えた環境でよく育ちます。ただし光の強さには気をつかいます。光が足りないと株が長く伸び、枝は細く、葉は薄くて小さくなります。秋のおとずれで光不足になると花芽の分化にも影響し、花数が減ります。その場合は照明で適切に光を補ってやれます。

暖かい環境を好み、成長の適温は20〜28度です。日中は30度を超えないようにし、夜間は18度以上を保ちます。高すぎても低すぎても通常の成長の妨げになります。冬の温度が8度を下回ると葉が赤くなり、開花期も遅れてしまいます。

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