ミラン(米蘭花)の系統

庭木として仕立てた大葉系のミラン

原種

原種は、ミラン本来の姿をもつ天然の系統です。枝は数多く分かれ、若い枝の上部に星状の錆色をした鱗片がつきます。葉の長さは5〜12センチ。枝先に3〜5枚の葉を出し、上部の葉がいちばん大きく、離れた葉はそれより小さくなります。

星状の錆色の鱗片がついたミランの若い枝

小葉ミラン

原種とのちがいは葉の大きさにあります。小葉はふつう5〜7枚、中央では9枚になることもあります。長さは4センチ、幅は8〜15ミリと細めです。

小さく黄色い花が密に咲いたミランの花房

四季咲き系

名のごとく四季咲きで、花がいちばん盛んになるのは夏です。開花期が長く、花序が密で、香りがよいため、家庭でいちばんよく栽培される系統といえます。屋内で冬を越すときは、最低気温を8〜10度以上に保つことが条件です。これを下回ると葉を落としてしまいます。

ご家庭で鉢のミランを仕立ててみたいなら、増やし方と、冬の置き場所や水やりの注意点をあわせて知っておくと、失敗が少なくなります。

鉢仕立ての四季咲き系のミラン

台湾系

葉の形は大きく、花はやや小さめ。その年に伸びた新しい枝に咲きます。中型の緑化向き植物で、株張りは直径約30センチ。枝は赤みがかった茶色で、花軸と花序に銀色または淡黄色の密な星状鱗片がつきます。開花はほとんどが9月ごろです。

葉の大きく茂った台湾系のミラン

大葉系

常緑低木で、枝は軟らかく、若い枝にはしばしば茶色の星状鱗片がつきます。葉が大きいのが特徴です。多くは庭木や景観用の樹木として仕立てられます。

庭木として仕立てた大葉系のミラン

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