パフィオペディルム(スリッパラン)は花型が珍しく、筋や斑点を纏う花、豊かな花色、長い花保ちが取り柄で、四季を問わず咲く種類もあります。中国に自生するものは十数種ほどあり、その中でよく見るものを次に並べます。

葉に斑のあるタイプ
花は一本立ちで、直径は約10センチ。色合いは豊かで、もとの色は濃い緑黄色、その上に紫の斑点や模様を散らします。一輪の花は約1か月もち、春に咲きます。

大輪で美しいタイプ
花はたいてい一輪、直径13センチの大型。唇弁の嚢も大きく黄緑色で、紫がかった赤の斑塊や模様が入ります。一輪は4〜6週間もつ花保ちのよさ。冬から春へかけて咲きます。

リボンのような花びらのタイプ
花茎は太く、弓なりに掛かり、長さは60センチ。その上に4〜6輪を付けます。花びらは細い線形で10〜12センチまで伸び、黄緑色に紫がかった茶の筋模様。花期は夏です。

紫色の毛を纏うタイプ
花は一輪、大型で黄紫色。表面に紫がかった茶の筋模様を走らせます。冬から春への開花です。

香港原産のタイプ
花は一輪咲き、色は濃い紫がかった赤。秋から冬にかけて咲きます。

深い嚢をもつタイプ
花茎は真っ直ぐ立ち、長さ50センチ。花は一輪で紫がかった茶色。花びらの表裏に黒いイボ状の点がいくつか並び、唇弁は深い嚢の形を成します。一輪は2か月あまりもつ花保ちのよさで、花期は3月から5月。

アプリコット黄のタイプ
花は一輪、アプリコットが掛かった黄色。唇弁は楕円卵形をした嚢のかたちです。春に咲きます。

黄色花のタイプ
一花茎に1〜3輪を付け、花は薄い黄色。外側に紫がかった茶の斑点を敷き詰め、唇弁は卵形の嚢の形。一輪は6〜8週間もって、4月から6月まで咲きます。

紫の斑点のタイプ
花茎に1〜2輪、まれに3輪を付けます。花は薄い黄色で、外側は紫がかった赤や茶の斑点が目立ちます。一輪は約4週間の花保ちで、春と秋に咲きます。